●「固定残業代(みなし残業代)」の書き方・注意点
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固定残業代(みなし残業代)を記載する際には、下記4点を必ず記載してください。
1.換算する時間
2.時間に対する給与
3.超過時には別途残業代を支払う旨
4.固定残業代が最低賃金を割らないこと
なお、「約」や「程度」などあいまいさを残す記載はできません。
↓求人への記載イメージ
▼記載フォーマット
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「上記額にはみなし残業代(月●時間分、●円分)を含みます。※超過分は全額支給します」
※固定残業代が個々人によって変動する場合は、最下限の固定残業時間・固定残業代・超過分支給を明記ください。
例)月給○○万円
上記額にはみなし残業代(月●~●時間分、●~●円分)を含みます。※超過分は全額支給します
▼固定残業代が最低賃金を割らないことについて
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以下をご参考いただき、固定残業代(みなし残業代)が最低残業代/月を下回っていないか、ご確認ください。
※勤務時間が8時間未満の場合は、以下で計算することができません。ご注意ください。
各都道府県の最低賃金×1.25倍×みなし残業の時間 = 最低賃金を割らない残業代
記載されているみなし残業代 ≧ 最低賃金を割らない残業代
であることをご確認ください。
▼NG例と修正例
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NG例:「固定残業代40,000円を含む」
修正例:「固定残業代40,000円(30時間分)を含む ※超過分は別途支給します」
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NG例:「固定残業代50,000円程度(約35時間分)を含みます」
修正例:「固定残業代50,000円(35時間分)を含みます ※超過分は別途支給します」
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NG例:「上記額にはみなし残業代(月40時間分)を含みます。
みなし残業代は時間単価×月40時間分を支給します。超過分は全額支給します。」
修正例:「上記額にはみなし残業代(月40時間分 52,100円以上)を含みます。
みなし残業代は時間単価×月40時間分を支給します。※ 超過分は全額支給します。」
NG理由:
固定残業代の金額の記載がありません。
固定残業時間・固定残業代・超過分支給、3点の明記は必須になります。