ドライバーさんの仕事を「1日体験」して求人づくり
─ 安立運輸さんのengageページ、拝見しました。写真や文章がすごく充実していて、仕事のイメージが伝わってくるなぁと。
ありがとうございます!
じつは、ページを作る前にドライバーさんの仕事を1日体験してみたんです。私は普段オフィス内で働いているので、現場の仕事を理解しきれていない部分があるんじゃないかなって。
群馬営業所のドライバーさんに「同行させてください!」とお願いし、助手席に乗せてもらいました。最初は「え~?」と嫌がられたんですけどね(笑)。
出発前の車両点検から積込み、配送先でのコミュニケーション、完了報告までぜんぶ隣で見学。夜間配送だったので少し眠かったですが、「この作業は結構体力使うんだな」とか、「これは楽しそうだな」ということが分かってとても有意義な時間でした。
写真もたくさん撮れましたし、何より、仕事の説明をかなり詳細に書くことができて。面接でも、自分の言葉でお伝えできるようになったのはすごく良かったですね。
【詳しく見る】のページにも、1日の流れを丁寧に記載。「現場の人から写真を送ってもらうこともできたんですけど、実際に自分の目で見て体験してみて良かったです」と採用担当の鈴木さん。「engageは写真を何枚でも載せられるので助かります」と笑顔で教えてくれた。
「こんなはずじゃなかった」を無くすために。
─ 採用ページだけでなく、求人にも情報をたくさん書かれていますよね。
「できる限り情報は詳細に出す」ことは、個人的に大切にしているかもしれません。
やっぱり情報が少ないと、求職者の方が「自分の希望に合う仕事だ」と判断できないと思っていて。
勤務時間や給与などの条件はもちろんですが、ドライバーだったら「何を運ぶのか」「どんな距離・コースを走るのか」「1日に何件配送するのか」「どんな人が働いているのか」など……。職種によっても伝えておくべき情報はたくさんありますよね。
情報が曖昧なままでは入社してもらえないし、入社してもらえたとしても、「こんなはずじゃなかった」と早期退職してしまうかもしれない。お互いに不幸になるだけだと思うんです。
前職でも採用に携わっていたのですが、実際にミスマッチにつながってしまったこともあって。求人ですべてを解決できるわけではないかもしれませんが、できる限りのことはしていけたらと思っています。
今回お話を伺った鈴木さんは、2019年の3月に中途入社したそう。現在は採用や広報を担当している。
「入社祝い金」は社長のアイデアでした
─ engageを使って、30歳の男性と28歳の男性を採用できたとのことで! 採用につなげるために、何か工夫したことは?
そうですね、やっぱり求職者さんの応募を後押しするためには、魅力になるような「条件」を用意しておくことも大事なのかなと。
たとえばいま当社では「入社祝い金10万円」を支給しているのですが、支給する前より、いまのほうが求人への反響が良いんです。
入社祝い金は、社長のアイデアで最近導入した制度。これまで採用に結構お金をかけてきたのですが、なかなか良い人を採用できない状況が続いていて。採用単価も上がる一方でした。
「どうしよう……」と頭を抱えていたときに、社長から「無駄にするくらいなら、祝い金として入社者の方に還元するほうが何か効果あるんじゃない?」とアイデアをいただけて。
すぐに求人の目立つ場所にも「入社祝い金あり」と記載しました。そこから徐々に、応募数も増えていったんです。
実際に直近で採用できた方にも聞いてみたところ、「入社祝い金に惹かれました」と率直に答えてくれましたよ(笑)。
無料で1名、有料オプションの活用で1名の採用に成功している安立運輸さん。「基本は無料で使いつつ、欠員があったときなどには有料オプションを検討しています」とのこと。有料オプションについて伺ったところ、「応募課金なのでリスクが少なく、予算もこちらで決められるので使いやすいですね」と話してくれた。(※有料オプションは現在「エンゲージプレミアム」という名称になっています。事例内のエンゲージプレミアムのプラン内容と現在の内容は異なる場合がございますので、詳細はお問い合わせください。)
応募者とのチャットが便利です。
─ 最後に、engageで好きな機能や助かっていることがあれば教えてください。
そうですね、応募者さんとチャットでやりとりできるのが便利ですね。
応募が来たらまず電話をかけ、つながらなかった方にはチャットで「お電話した旨」と、「折り返しが難しかったらメールにご返信ください」と連絡していて。
とくに若い世代の方だと、電話よりメッセージのほうが連絡がつきやすい傾向があるんです。LINEなどのチャットツールが当たり前になっているので、世代にマッチしているんだと思います。
もちろん、電話のほうがつながりやすい方もいらっしゃいますけどね。そこはお相手の方がストレスを感じないコミュニケーションの方法を見極めて、選んでいければと思います。
取材後記
「1日に1回はengageにログインしているかもしれません」。
取材中、笑顔で仰った鈴木さん。応募の状況を見ながら、求人の書き方を少しずつ変更して反響の変化を確かめているそう。
「たとえば当社のアルバイト募集は日給制なのですが、日給の金額だけじゃ伝わりにくいので“時給換算”でのお給料も記載してみたり。事実をいかに魅力的に伝えるかは、試行錯誤していますね」
また、一人で考えるのではなく、月に2~3回は採用関連のMTGや営業部の会議などで皆から意見を聞いているとのこと。会社の一員であることを現場の方々にも認識してもらう。そして困ったときにはすぐに協力を仰げるよう、普段から積極的にコミュニケーションをとるようにしていると教えてくださいました。
採用担当者自らが率先して行動を起こし、社内のメンバーを巻き込んで良いご縁をつないでいく。鈴木さんの熱意は、きっと社内の皆さんやご入社される方にも届いているのではないでしょうか。
安立運輸株式会社
事業内容:物流・倉庫
従業員数:321名(2020年3月時点)
設立年 : 1994年5月
エリア :東京都
採用実績:ドライバー 2名(無料・有料)