【engageで、ここが助かった!】
東御こもだ果樹園 菰田さん
・アナログな業界にもやさしい「使いやすさ」が魅力
・地元の人だけじゃなく、遠方の人からも応募が来る!
・募集する勤務条件にあわせて、細かく求人を出せる!
興味を持った「農家×Webサービス」の可能性
─ まず最初に、engageはどちらでお知りになったのでしょう。
2年前くらいに、商工会議所の集まりがあって。そこで求人募集のおすすめツールとしてengageが紹介されていたんです。
地域でも有名な中小企業の社長さんが、engageを活用されていたみたいで。登録の仕方から求人作成のポイントまで丁寧に教えてくれました。
参加していたのは中小企業さんや商店さんがほとんど、農家は僕一人でした。周りの農家さんでこういったWebの募集ツールを使っているところなんて聞いたことなかったので、「どんな効果があるんだろう?」とすごく気になって。
前職で10年以上コンピュータ関連の仕事をしていたこともあり、農家がITサービスを使ったら面白いんじゃないかと興味が湧いたんですよね。
最初はまぁ「大手企業向けなんだろう」と思っていましたが、基本の機能はすべて無料で使えるし、操作もとてもカンタンで最初から好印象でした。
今回お話を伺ったのは、東御こもだ果樹園の菰田(こもだ)さん。前職ではエンジニアとしてサーバーやネットワーク関連の仕事に15年以上従事。10年前に長野県東御市に移り住み、6年前からぶどう農家として独立。「安全・美味しい・美しい」をモットーにぶどうの生産に携わっている。
短期のアルバイトを8名採用!遠方からの応募者も。
─ 実際、engageを使った募集の効果はどうでしたか?
ぶどうの房作り(*)をお任せする短期のアルバイト・パート(5月下旬~7月中旬の最繁忙期)を募集したのですが、昨年と今年で、合計8名を採用できました。
中には東京で働いている方や、県内でも車で2時間以上かかるエリアに住む方からの応募もあって。驚きましたね。
僕たち農家の場合、人手が足りないときは市役所の支援センターに行って「この期間で〇名お願いできますか?」と登録者の中から人を集めてもらう方法がメインなんです。
もちろん登録しているのは地元の方々ですし、登録者が50名ほどの中で農家は300以上ある。これだとなかなか上手く人を集められませんよね。
engageを使えば、こんなに広くたくさんの人に求人を知ってもらえるんだと感動しました。応募者の年齢も、20代~60代までと幅広かったですよ。ありがたいことにengageで安定的に人が集まるようになったので、ここ最近は市役所にお世話になることもなくなってきました。
(*)ハサミを用いて、ぶどうの房の粒を決められた粒数に収める作業のこと(例:巨峰一房30~35粒、シャインマスカット一房35~40粒など)。その後の生育で粒が肥大するため、裂果しないよう一房の着果量を制限する目的。これによって収穫時(9月~11月)に美しい形になり、味わい糖度が凝縮される。
勤務条件はできる限り詳細に
─ 求人を拝見したのですが、かなり勤務条件を細かく記載されている印象を受けました。
そうですね、最初に商工会の講師の方に「仕事内容や勤務時間はなるべく詳細に書いてください」とアドバイスをいただいたので、とくに気をつけていました。
たとえば、勤務時間もただ時間帯だけ書くのではなく、「週に何日、1日何時間ならOKなのか」を具体的に記載しておくとか。
(例)週2日以上出勤していただける方が条件ですが、勤務時間につきましては、1日3時間以上であれば自由に設定していただけます。
※事前に勤務予定をご提出ください。
こうすることで、たとえば「1日中は無理だけど、空いている3時間だけ働きたい」といった主婦さんやWワーカーさんにも応募してもらうことができますよね。
変にぼやかして伝えるのはなく、最初からこちらが求めている条件を明確にすることで、いい人に出会える可能性が高くなったのかなと思います。実際に、昨年は応募者6名中3名を採用し、今年は応募者6名中5名を採用できました。うち2名は、2年連続で来てくれているんです。
採用ページでは、ぶどう作りへの想いや栽培しているぶどうの種類などを丁寧に説明。菰田さんは、「写真も自分で何枚か撮影して、あれがいいかな、これがいいかなと選びました。ぶどうの魅力をたっぷり伝えられるのは嬉しいですし、楽しみながらできましたね」と笑顔で教えてくれた。
「どうせうちなんて…」と諦めないで、まず試してみてほしい
─ 最後に、人材不足に悩む事業者さんにメッセージがあればお願いします!
農家の場合はとくにアナログな世界なので、なかなかWebのサービスを使うのはハードルが高いかもしれません。
でもengageの場合は無料だし全然難しくないし、使って絶対に損はないのでぜひ試してほしいと思っています。
知り合いの農家さんと話をすると、「こういうのはIT企業や大きい会社が使うものでしょ?」という答えが返ってくることが多いんです。「うちみたいな小さい農家が使ったってどうせ応募なんか来ないよ」と、最初からもう諦めてしまっている。
それって、すごくもったいないですよね。
世の中には便利なものがどんどん増えているので、先入観を捨てて諦めずに試してみてほしい。僕は本当にengageさんにお世話になっているので、ぜひまだ使ったことのない人にその良さが伝わるとうれしいです。
取材後記
「これまで2件くらいかな?『どうすればうまく人を採用できるのかなぁ?』と問い合わせを受けましたね」。
取材の途中、そう教えてくださった菰田さん。なんでも、知り合いの農家さんから質問を受け、求人の書き方などをアドバイスしたことがあるそう。勤務条件を細かく記載するなど、ご自身が実践されている工夫を伝えると「知らなかった!」「ありがとう」と喜ばれることが多いといいます。
また、地域のぶどう部会で、こもだ果樹園さんのengage活用事例が紹介されたこともあったそうです。菰田さんを中心にengageの輪が広がっていることを知り、大変うれしい気持ちになりました。
engageは業種・業界・企業規模問わず、すべての事業者さまにお使いいただけるサービスです。民間企業に限らず農家や行政、団体などの皆さまにも多数導入いただいておりますので、ぜひこの機会にお試しください!
東御こもだ果樹園
事業内容:農林水産業(ぶどう農園)
従業員数:16名(2020年4月時点)
設立年 :2015年4月
エリア :長野県
採用実績:[アルバイト・パート]ぶどうの果房整形スタッフ 8名(無料)